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FOD

大草原の小さな家 SP

#2 帰還

時間:95分

配信期間:2017年10月27日 00時00分 ~ 2021年10月26日 23時59分

チャールズが勤め先での働きを認められ昇進したと思いきや、すぐさまミネソタへの出張を命じられる。一ヶ月ほど家を空けることになるが、ただ、その合間合間でプライベートな時間も持てるという。彼はすぐさま「一緒に行かないか」とアルバートを誘う。母さんを一人残していくことが気にならないではなかったが、途中で自分がこれから通う大学に立ち寄ったり、ウォルナット・グローブの皆と再会することもできるという殺し文句に、アルバートは二つ返事で応じる。
が、アルバートはその頃、鼻血が頻発するという症状に悩まされていた。身体もどことなく懈く、どうも調子が出ない。帰郷に向け気分は高揚するものの、果たして自分の身体が長旅に耐えられるのだろうか、そんな不安を拭い去れずにいる。案の定、ウォルナット・グローブに着く頃にはへろへろの状態になっており、そこでも鼻血を繰り返す彼を診察したベイカー医師は、マンケイトの大きな病院で精密検査を受けるよう進言する。
マンケイトでチャールズとアルバートを待ち受けていたのは余りにも残酷な現実であった。アルバートは血液の病に冒されており、治療法が見つかっていない現在は、唯々死を待つしかないのだという。途方に暮れ、本人を家に連れ帰ろうとするチャールズに、アルバートは「お願い、自分の今の家ではなくウォルナット・グローブで死にたい。そこが僕の故郷なのだから」と訴える。
その頃、ウォルナット・グローブは存亡の危機に立たされていた。穀物の仲買人達が個々の小規模農家からではなく、大規模経営でコストメリットを生かした大農場のみとの取引きに舵を切っていたのだ。チャールズが仕事上懇意にしている仲買人の一人に陳情を試みるが、買い手がそれを望んでいるのだから如何ともし難いと、同情を示すもののなかなか道を開こうとしてはくれない。ただ、そんな仲買人の言葉の中にも、「ウォルナット・グローブの連中も共同経営をすればなんとか太刀打ちできるかも知れない」と、チャールズは一筋の光明を見出す。そして、「共同経営だと?そんなことをしたら自分達に正当な配分が回ってくるわけが無い!」とあからさまな反意を示していた農民達を最後に団結させたのは、「以前は皆が一つになって苦境を乗り越えていた」というアルバートの一言であった。
マンケイトからチャールズと共にウォルナット・グローブへと取って返していたアルバートは、残された日々を悔いなく過ごすことに専念する。そして、学校の恒例行事ともなっていたハーパー山への登山にも、ありったけの力を振り絞って参加することを決めた。それは、先人達が代々それぞれの思い出の品を埋めてきた場所へと続く道に、自分の足跡を遺す為の挑戦でもあった。

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