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FOD

薔薇の十字架

#3 愛と誠を求めて

時間:46分

配信期間:2012年06月15日 10時00分 ~

視聴期限:購入から8日

桐吾(三上博史)と暁(天海祐希)の「子供を産む目的だけの」付き合いが始まった。暁は基礎体温を綿密に測り、「付き合う」日を決め、桐吾に連絡を取る。月1回の限定デートである。だが、昼間から唐突にホテルに入ることをためらう桐吾は、「その前」に食事や遊園地やゲームセンターに誘う。最初はそのことに戸惑った暁も、少しずつ「デート」自体が楽しく思われるようになる。
そんなことを、エリ(猫背椿)と日菜子(西山繭子)に話す暁。ドライ&クールに装う暁だったが、エリは「男の気持ちは、どう変わるかわからないわよ」と見抜いたようなことを言う。
実際、暁に気を遣いながら遊ぶ桐吾に、暁は徐々に引かれるようになる。例えば遊園地の射的の景品の恐竜のゴム人形の中から、暁の好きなトリケラトプスを探す桐吾の姿は、暁の微笑を誘うのだった。ただ、キスをすることだけは拒み、心動かさないように努力しなければならなかった。
桐吾と澄子(石田ゆり子)との夫婦生活は、澄子の健気さ、桐吾の優しさゆえに、さらに冷え込んだものとなっていた。そんな二人が食事をとっている晩、サエ(中尾ミエ)は、車椅子のまま夫婦の寝室へ忍び込んだ。そして、ゴミ箱の中から、桐吾と暁が行った遊園地の半券とホテルの領収書を見つけるのだった。
暁は自室で、妊娠検査薬の試験紙とにらめっこしていた。最近の日課である。どうも判定が不明瞭である。と、エリに電話し、アドバイスを受けようとした。エリは面倒臭そうに受け答えをするが、その時、暁の部屋に妹の昌美(佐藤藍子)が飛び込んできた。また夫と喧嘩したのだ。昌美は妊娠試験薬を見つけ驚く。暁は「大人の付き合いをしている」と、どうにか、その場を切り抜ける。
一方、閑職に回された桐吾は、仕事では最悪な気分に落ち込んでいた。佐古田(田山涼成)は、高額な飲み代を制作費に回してくる。文句を言っても相手にされない。すれ違う昔の仲間も、敬遠する。くさる桐吾は、帰宅途中に覗いた玩具屋のウインドウにあるものを見つけた・・・。
桐吾は、「あの時だけ会う」という約束を違え暁を呼び出してしまった。契約違反を詫びる桐吾に、「私もお話がある」と切り出す暁。「生理が遅れている」。言葉の出ない桐吾を前に、「子供は私が育てる」「認知はいらない」など意を決して「契約条項」を挙げる暁だった。だが、暁も本当は切ない気分だった。
結局その時の妊娠はなかった。一緒に病院についてきてくれたエリは、「あんた、がっかりしたの?ホッとしたの?」と暁を問いただす。「あんた『子供、子供』って騒ぐのは寂しいからでしょ。今、その工藤さんで埋まってるんじゃないの?」と喝破する。暁は一生懸命誤魔化そうとする。
二人は、暁が思い出したいというなつかしの音楽を探しに、エリの知っている音楽バー「マイアサウラ」へ出掛けた。と、暁はそこに、桐吾が甚(勝村政信)や恭介(玉山鉄二)と一緒に来ているのに気がついた。桐吾も、エリも互いを認めた。なんとエリは、席を立とうとする暁を押さえながら、桐吾らに話しかけ始めた。
「私の知り合いに、子供だけ欲しいという女性がいるんですよ。男もそう言われると単純にうれしくなるのか?」・・・。
桐吾が家に帰ると、澄子の後ろからサエが車椅子で現れ、手編みの赤ちゃん用ケープを持ってくる。桐吾はとうとう切れ「俺たちに子供は出来ない。編まなくていいんだ」と声を荒げる。澄子はその場を納めようとサエを寝室に連れて行く。とサエの布団には以前ゴミ箱から拾った遊園地の半券とホテルの領収書が・・・。

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