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FOD

薔薇の十字架

#1 大人の欲望!!夜メロ開幕

時間:46分

配信期間:2012年06月15日 10時00分 ~

視聴期限:購入から8日

人が人生に求めるものは何なのか・・・。仕事か愛か、あるいは自分が生きていたという証としての子供なのか・・・。ともに中年に差し掛かった妻帯者の敏腕CMディレクター・桐吾と外資系コンピューター会社の独身キャリアウーマン・暁は、ともに「子供」というキーワードに翻弄されている。桐吾夫婦は子供がいないカップルだった。自己実現が難しい仕事でありながら、家庭には常に「子供」という言葉が重く圧し掛かり緊張が漂う。暁は、両親の離婚からか、結婚=幸せとは思えず、男性不信。にもかかわらず、60歳になった自分を考えると子供だけは欲しい。矛盾し相容れない状況に流されながら、二人は運命的な出会いをする・・・。「自分」と「子供」というエゴイズムの象徴と、「愛」という他者あっての感情に挟まれ、二人はそれにどう折り合いをつけて人生の海を渡ろうというのか・・・。
売れっ子CMディレクター工藤桐吾(三上博史)は、後輩の神谷恭介(玉山鉄二)と共に、健康ドリンクのCMに使うロケハンのため、親友・北村甚(勝村政信)の勤める博物館に来ていた。甚から「人間が死んでも遺伝情報は消えない」と説明を聞きながら、桐吾は見学の幼稚園児たちを眺めていた。
帰国子女で外資系コンピューター会社に勤める高畑暁(天海祐希)は、医師の妻に納まっている友人の山崎エリ(猫背椿)に、大量のベビー用品を渡していた。暁は独身だが、妊娠したと思い込み、グッズを買い漁ったのだ。そんな暁は、精子バンクのドアを開けていた。職員の解説を聞きながら、暁はパソコンの中にいる背番号化されたドナーを眺めていた。
暁はエリと三村日菜子(西山繭子)に、精子バンクのことを話した。エリと日菜子は、未婚で子供が欲しいという暁を理解できない。暁は「卵子はどんどん減ってくの。子供産むなら今」と強弁する。しかし「父親がただの番号と言うんじゃいや。排卵日にデートだけしてくれるだけの人がいないかな」とわがままを言う。エリが応じた。「東大出の候補者がいる」と言うのだ。暁は会ってみることにした。
桐吾の家で、甚が、女に会ってくれと言いだした。モデルのガールフレンドにCMディレクターを紹介すると言ってしまったのだ。キッチンで桐吾の妻・澄子(石田ゆり)が聞いている。明るく振る舞っているが、桐吾は複雑な心境である。澄子との間に子供はいなかったのだ。まさにその時、車椅子に乗った桐吾の母・サエ(中尾ミエ)が現れた。「赤ちゃんの帽子、編み上げたよ」。気まずい空気が流れた。
桐吾は、甚の願いを聞いて、件のモデル・奥田めぐみに会うため噴水の前に来ていた。噴水の反対側には暁が、やはりエリの紹介した“ドナー候補”を待ち受けていた・・・。

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