動物と人間~共に生きるDISTANCE~
時間:97分
2021年のテーマは「Distance」。
新型コロナウイルスによって、人々は他人との適切な「距離」を意識するようになった。一方で地球を俯瞰して見ると、人間の活動を発端とする動物との「距離」の問題が至る所で発生している。人間が、自然を壊して動物たちの生活圏に近づきすぎ、彼らのテリトリーを侵している。
その象徴となるのが、「シマフクロウ」。日本の固有種で、北海道では、古来よりアイヌの守り神だった。人間がこの”神の鳥”の住処を奪い、食べ物を奪い、不慮の事故を誘発することによって、個体数を激減させてしまった。我々が築くべきシマフクロウ との新たな距離感とは?
また、世界遺産に指定された知床では、ヒグマが人間によって死に追いやられている。観光客がヒグマに近づき過ぎることで、なぜヒグマは死に至るのか?
地球という舞台で人間が守らなければならない「距離」について、滝川クリステルが、北海道・道東の冒険を通じ考える。